事例
代表的なシーサーペントには以下に挙げるものがある。
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[編集] ニュージーランド沖のシーサーペント
1639年にマサチューセッツ州のアン岬で目撃されたというシーサーペント。
1734年にハンス・エジトによって記録されたシーサーペント。巨大なイカではないかとも言われている。
ハンス・エジトの「大海蛇」。高く首を上げて潮を吹いていたという。一部体表には毛も生えていたという。
「ノルウェー博物誌」のシーサーペント
1817年にグロスター湾で数百人に目撃されたというシーサーペント。
海馬。毛の生えた馬のような頭のシーサーペントは海馬とも呼ばれる。1977年4月25日にニュージーランド沖で日本の漁船瑞洋丸が引き上げた巨大な死骸。通称ニューネッシー。かなり鮮明な写真が撮られ、組織も採取されたが本体は強い腐敗臭のため海洋に投棄された。
写真に写っている姿が中生代に実在した首長竜のプレシオサウルスに似ていたためセンセーションを引き起こした。東京水産大学を中心とする研究グループは1978年8月にこの生物に関する調査報告書を発表したが、その報告書ではウバザメ説、爬虫類説、新種の生物説などを挙げてはいるが正体について断言はしていない。
[編集] モーガウル(Morgawr)
イギリス、コーンウォールのファルマス湾でたびたび目撃されていると言う巨大な生物。多数の目撃証言とはっきりしない写真が存在する。目撃証言によると、頭に角が生えた首の長い生物で、首の後ろには毛が生えていると言う。大きさは6m〜12m。
[編集] チェッシー(Chessie)
アメリカのチェサピーク湾で頻繁に目撃されていると言う巨大な生物。多数の目撃証言とビデオが存在する。目撃証言によると体長3m程度の生物で背中にコブがあり、ギザギザのある小さな突起が付いていて、頭はサッカーボールのようであると言う。ビデオに写っている生物は左右に身をくねらせて泳ぐ12mくらいの生物であると言う。
粗大ゴミ
[編集] ロベール・ル・セレックの大海蛇
フランス人のロベール・ル・セレックが遭遇したと言う巨大な生物。 目撃証言と写真が存在する。 現在では目撃証言・写真ともに偽物であるとされている。
[編集] イベリアン号のシーサーペント
1915年7月30日にドイツの潜水艦U-28がイギリスの汽船イベリアン号を撃沈したときに、汽船の爆発にまきこまれて海から放り出された巨大な生物。潜水艦の6人の乗組員による目撃証言があり、体長20mほどのワニ状の生物で、頭が細長く肢にはみずかきがあったと言う。
[編集] 歴史
シーサーペントの記述自体は古代からある。たとえば、旧約聖書のヨブ記、イザヤ書などには巨大な生物としてレヴィアタン(リヴァイアサン)が書かれている。これは古代オリエントの世界で蛇かワニのような姿をした伝説の怪物の名前で、イザヤ書(74:10)、詩篇(74:14)では海に住む竜と並んで記されている。
アッシリアの王サルゴン2世はキプロスに向かう航海の途中でシーサーペントに遭遇したと言う。東洋の伝説上の動物「竜」も水と関係が深く、姿形にもシーサーペントと共通する部分がある。
しかし、古代の伝承は神話や伝説などに彩られており、生物学的な検証には耐えるものではなく、大抵はクジラや海牛類、リュウグウノツカイなどの現在における既知の生物の目撃例であったと考えられる。
中世以降ではデンマークの司教ポントピダンが「ノルウェー博物誌」(1752-1753)の中で2種類のシーサーペントについて記している。オランダの動物学者A・C・ウードマンスは1892年に「大海蛇」を著し、多数の目撃証言を科学的に検証し長い首と長い尻尾をもったアザラシのような未知生物がシーサーペントの正体であるとした。
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20世紀以降も広大な海洋にて、数百件から数千件の大量の目撃証言と、若干の写真・ビデオがある。
世間の評価
一般にはシーサーペントはあまり知られていないか、幽霊や宇宙人と同列にオカルトとして扱われている。また、しばしばネッシーやイッシーなど湖沼の未確認生物と混同される。
本来はシーサーペントの研究は未確認の生物を科学的に追求するものであり、海外ではそれほど多くはないが未知生物学者として専門的にシーサーペントを研究している者もいる。
日本では、シーサーペントは一部の好事家マニアの間で議論の対象となっているが、彼らのほとんどは学者ではなく、科学的な態度で臨んでいるものでも1次資料、2次資料に資料的な分析を加え、生物学の知識を基に考察しているに過ぎない。
ただし、認知度が高いものはキャラクター化され、アニメなどと同列に扱われた例がある。たとえば、ニューネッシーが知れ渡ったときには漫画化され、ぬいぐるみが発売された。カナダでは20世紀初頭にキャディと呼ばれるシーサーペントがメディアにアイドル的な扱いを受けた。また、チェッシーはチェサピーク湾のマスコット的な存在となっている。
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[編集] 検証
[編集] 目撃証言
たとえば、いくつかの証言では「たてがみのような毛が生えていた」、「潮を吹いていた」、「上下に身をくねらせて泳いでいた」などと哺乳類的な特徴がうかがえる。シーサーペントの一般的なイメージは巨大な蛇状の爬虫類というものであるが、目撃証言では哺乳類的な特徴を示すものが多い。また、別のいくかの証言では「ワニのような形であった」、「亀のような頭であった」などど爬虫類的な特徴がうかがえる。
フランスの理学博士ジャン・ジャック・バルロワは目撃証言を検証した結果シーサーペントを次のように分類している。
1種以上の魚類 - かなり巨大なウナギ状の未知生物。大ウナギ、スーパーイールとも呼ぶ。1930年1月31日、デンマークの海洋調査船ダナ号は南大西洋で体長1.84mのレプトセファルス(ウナギなどの稚魚)を捕獲した。他にも巨大なレプトセファルスの捕獲例はいくつかあり、これらが成魚になったときにはシーサーペントと呼べるほどの大きさになる可能性がある。ウナギの場合は5cm程度のレプトセファルスが20倍も大きい1m程度の成魚になる。ただし、すべてのレプトセファルスが20倍も大きくなるわけではなく、成体となってもレプトセファルスに似た形状のままの深海魚もいる。
1種以上の爬虫類 - モササウルス。横に身をくねらせて泳ぐのは爬虫類の特徴であり、ワニ状の生物の目撃証言からシーサーペントの1種はモササウルスまたはそれに類似した爬虫類であるとする。モササウルスは白亜紀に生息した巨大なワニ状の海棲爬虫類である。
5種の哺乳類
スーパーカワウソ - 昔鯨類に属する未知生物。北極海周辺に生息するとされる。
多びれ - 昔鯨類に属する未知生物。ヴェトナム・マダガスカルなど熱帯の海に生息するとされる。「ムカデ」、「オオムカデクジラ」と呼ばれている未知生物がこれに当たるとされる。
多こぶ - 昔鯨類または海牛類に属する未知生物。北アメリカの大西洋側に生息するという。
ウミウマ - アザラシなどが属する鰭脚類の未知生物。ウマのようなシーサーペントの正体はこれであるとされる。(キャディの消失した死骸の残された資料はこの正体を示している可能性がある)
長首 - 鰭脚類に即ずる未知生物。長い首をもったアシカのような未知生物が存在すると言う。
その他の研究者もさまざまにシーサーペントを分類している。 ユーヴェルマンは上記の他に以下の候補を挙げている。
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巨大なサメ - これは絶滅生物であるメガロドンを指しており、多くの目撃証言は確かにメガロドンを指しているように見える。ただし、一部でメガロドンの映像として駿河湾で撮影されたオンデンザメの映像が流出しているが、この駿河湾で撮影されたオンデンザメは7mもの巨体であった。
あらゆるカメの父 - 途方もなく巨大なカメ。
巨大オタマジャクシ - 黄色に黒い縞が入ったオタマジャクシ状の生物が存在する可能性があるという。
巨大な無脊椎動物
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[編集] 大型海棲生物の発見例
1976年に体長4m以上の未確認の魚類が捕獲されている。この魚類は後にメガマウスと命名され、現在でも世界で30体程度しか捕獲されていない。つまり、少なくとも体長4m程度の生物が誰にも気がつかれることなく存在していたのである。なお、メガマウスの生態は良くわかっていないが、現在のところ最大のものは5.44mであった。
2001年にはインド洋の深海で全長7mの新種のイカが発見されている(「サイエンス」)。
また、全長が6m程度になるオウギハクジラ属は近年2種の新種(こちらは3-4m程度)が記載され、その深海棲の生態から未発見の種が存在するとされる。また鹿児島に漂着したタイヘイヨウアカボウモドキはこれまで数体の死骸でしか知られない幻の鯨であった。
ステュムパリデスの鳥(Stymphalian Bards)は、ギリシア神話に登場する怪鳥。 ペロポネソス半島のステュムパロス湖畔の森に棲んでいたとされる。 翼の先が青銅で出来ており、集団で生活する。 人間を襲ったり、田畑に毒性の排泄物を撒き散らしたりしていた。 この鳥達はかつては軍神アレスのペットであった。
[編集] ヘラクレス=第6の試練
オボルス銀貨(ドラクマの1/6の価値があるギリシアの銀貨。)。ステュムパリデスの鳥が描かれている。ステュムパリデスの鳥を退治することはヘラクレスの12の難行の一つであった。アテナイとヘパイストスは、ヘラクレスのために巨大な青銅製の鳴子を鍛造し、ヘラクレスを助けた。その鳴子の音に驚いた鳥達は一斉に飛び立ち、ヘラクレスは鳥達をヒュドラの毒矢で射落としたとされる。少数だが生き残った、鳥はギリシアには二度と戻らなかったとされる。
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[編集] 参考文献
草野巧 『幻想動物事典』 新紀元社、1997年、177頁。